カントン包茎が原因で起こる「亀頭包皮炎」とは

亀頭包皮炎の特徴をチェック

カントン包茎を放置したことで起こる疾患の1つに挙げられるのが「亀頭包皮炎」です。亀頭包皮炎は包茎の内側と亀頭の間に恥垢が溜まる事によって、細菌などに感染し炎症が起こることが発症の原因と言われています。

症状は包皮が赤くなり腫れてしまったり、亀頭と包皮内が炎症してしまうのが亀頭包皮炎で起こりうる一般的な症状です。また炎症の他に痒みや出血を伴うケースもあります。

亀頭包皮炎の症状が悪化してしまうと炎症によって、尿道が狭くなり排尿に支障が出てきたり排尿時に痛みを感じる、膿が出てくるなどして日常生活のクオリティが下がってしまう要因となります。

このような状態は閉塞性乾燥性亀頭炎と言われています。さらに陰茎がんの発症リスクを上げてしまう原因に亀頭包皮炎はなりうるとも言われており、カントン包茎を放置することは見た目的にコンプレックスになるだけでなく、健康にも大きな被害が及ぶので注意が必要です。

亀頭包皮炎の治療方法とは?

カントン包茎が原因で亀頭包皮炎を発症した場合、症状を改善するための治療を受ける必要があります。亀頭包皮炎の治療法は、ステロイドの軟膏を処方されるケースが一般的です。医師が指示した通り、ステロイド軟膏を数日ほど継続して塗り続ければ症状が軽減されます。ただし、カントン包茎が引き金となっている亀頭包皮炎の場合、原因のカントン包茎自体を解消しなければ再発してしまう可能性が高いです。

何回も炎症を起こして痛みが出てしまうのは、かなりのストレスとなってしまうでしょう。また何回も炎症を繰り返すことによって、皮膚自体が弱まり包皮裂傷という皮膚が部分的に切れてしまうトラブルを、発症するリスクも高まります。

何度も亀頭包皮炎を繰り返してしまうという場合は、やはり包茎手術を受けて亀頭包皮炎の原因となるカントン包茎を改善することがおすすめです。カントン包茎であれば施術法は限られますが、健康保険が適用されます。

まとめ

カントン包茎は恥垢が溜まりやすい状態となり、細菌などに感染し亀頭包皮炎を発症するリスクが高くなると言われています。亀頭包皮炎を発症すると炎症が起こり、症状が進行すると排尿にも障害が起こるようになります。さらに陰茎がんの原因にもなると言われているので、亀頭包皮炎はしっかり治療して治すことが大切です。

亀頭包皮炎の治療ではステロイドの軟膏を処方するのが一般的です。ただ、原因となるカントン包茎を改善しなければ繰り返し症状が起こるケースが多いので、包茎手術を検討することをおすすめします。